「WishScape AI」が叶える“もう一度見たい”あの風景
近年、病院や介護施設で過ごす方の声として「もう一度、自宅の庭を眺めたい」という切実な願いが多く聞かれるようになっています。けれど、実際には外に出ることが難しかったり、体調上の理由で外出がままならないという方も少なくありません。そこで大きな注目を集めているのが、株式会社ランドスキップ（以下 LandSkip）が提供をスタートした新サービス「WishScape AI」です。
1枚の写真から鮮明な4K映像を生成する最先端AI技術
この「WishScape AI」の魅力は、たった1枚の写真をAIに読み込ませるだけで、まるで本物の風景のような高画質な4K映像を再現してくれる点にあります。利用者が自宅の庭や旅行先で撮った写真を郵送またはオンラインでアップロードすると、その画像データを領域拡張・高画質化・動画化し、リアルな風景としてデジタル窓に映し出すという画期的なサービスです。思い出の風景を“ただ眺める”だけでなく、“まるでそこにいるような”感覚を味わえるのは、AI技術の進歩が成せる業といえるでしょう。
映像は設置済みの「デジタル窓」に配信される仕組みになっていて、病院や介護施設での日常をやわらかく彩る存在になることが期待されています。「あの景色がまた見たい」「あの庭の緑が恋しい」という利用者の気持ちに寄り添い、一人ひとりに合わせた思い出の風景をリアルに実現する——そんな新しい体験を提供するのが「WishScape AI」なのです。
“医療・介護の現場に癒しを”を実現する「Medical Window」
実はLandSkipは、これまでも「Window Air」や「Window Sky」といったデジタル窓・天窓をオフィスやホテル、商業施設などへ提供してきた企業。創業以来、リアルな自然や風景をデジタルで表現するサービスに力を注いできました。現在は医療機関向け「Medical Window」によって、窓のない室内や殺風景になりがちな空間を心安らぐ風景で満たす取り組みに注力しています。
日々の療養生活では、リラックスできる空間づくりが大切です。「Medical Window」に映し出される景色は、患者さんやご家族はもちろん、スタッフの方々にとっても癒やしになると言われています。さらに「WishScape AI」の導入によって、ご自宅の庭や大切な思い出の風景を映し出すことができるようになり、これまで以上に個人の感情に寄り添ったケアが期待できるでしょう。
もう一度会いたい景色をあなたの“窓”に——広がる可能性
「WishScape AI」の特徴は、世界の絶景をただ楽しむだけでなく、自分や家族にとって特別な風景を自由に呼び出せること。昔よく遊んだ田舎の風景や思い出深い旅行先など、写真1枚さえ残っていれば、それが病院や施設の“窓”からリアルに見えてくるのです。これは利用者に大きな安心感や懐かしさをもたらすだけでなく、心身のケアにも一役買ってくれそうですね。
もちろん、高齢者に限らず、忙しくてなかなか出かけられない方、長期入院中の方、外出先で思い出を共有したい方など、幅広いニーズにも応えられるのが「WishScape AI」の強み。まるで好きな風景を自分専用のギャラリーに持っているかのような、新時代のデジタル窓の可能性がここに広がっています。
LandSkipのこれまでと、これから
LandSkipは創業10年目を迎え、風景配信サービス「LandSkip」やデジタル窓「Window Air」「Window Sky」などで多くの施設・空間に“癒し”を届けてきました。近年ではメディカル領域に進出し、デジタル窓のカテゴリーリーダーとして注目を浴びています。より多くの人々に心地よい風景体験を提供するため、「WishScape AI」の技術開発とサービス拡充を今後も積極的に進めていくとのことです。
同社の本社所在地は札幌市中央区北３条東５丁目 岩佐ビル3F、代表取締役は下村一樹氏。2015年6月1日（景観の日）に設立され、“風景を連れてくる、風景を作り出す”という理念のもと事業を展開。興味をお持ちの方は、まず公式サイト（https://landskip.co.jp/）をチェックしてみてはいかがでしょうか。
思い出は、いつまでも心の支えに
風景には不思議な力があります。それをただ写真や映像で見るのではなく、自分にとって特別な景色を病院や施設の“窓”に映し出せる時代がやってきたのです。「WishScape AI」は、まさにその可能性を切り開くサービスといえます。自宅の庭、家族や友人との思い出、懐かしい故郷の風景など、もう一度目にしたい風景がある方は、ぜひこの新しい窓を活用してみてはいかがでしょうか。
一人ひとりの思いを大切にし、心に響く風景を再現してくれる「WishScape AI」。“見たい景色を必要とする人へ”——そんな優しい発想が、医療や介護の現場に大きな癒しと希望をもたらしてくれそうです。
