子育て世帯の味方になる新しい取り組みが、富山県高岡市で始まりました!その名も「ベビーファーストこどもごちめし高岡」。これは、子どもたちが地域の協力飲食店で無償の食事を楽しめるという、あたたかい食支援プロジェクトです。
子どもたちにやさしいまちを目指して
この取り組みは、子育て家庭の食の不安を減らし、地域全体で子育てを支えようという高岡市の「ベビーファースト」運動の一環です。「子どもをまちの真ん中に」を合言葉に、行政だけでなく、民間企業や市民が一体となって支援を届けるという仕組みが大きな特長です。
プロジェクトの仕掛け人となったのは、「こどもごちめし」の運営を手がけるGigi株式会社。そして、高岡市内の企業10社と飲食店10店舗が手を取り合い、2025年4月12日から本格的にスタートしました。
プロジェクトのしくみと対象者
この「ベビーファーストこどもごちめし高岡」は、Gigiが展開する電子チケット式の子ども食堂「こどもごちめし」のプラットフォームを活用。高岡市内の母子寡婦福祉会に登録されている18歳以下の子どもたち(高校3年生まで)が、月に2,000円分までの食事を無料で利用できる仕組みです。
利用可能店舗には、地域に愛される飲食店がずらり:
- 風月
- 吉兆佐
- 萬盛庵
- 中藤
- たかつき
- マカナピザ
- ジュンブレンドキッチン
- お茶目
- ますや食堂
- ガンディ
いずれも、地域の子どもたちに笑顔を届けたいという思いで参加しているお店ばかり。お店を訪れることで地域とのつながりも深まり、子どもたちにとっては「ほっとできる場所」にもなりそうです。
地域の力で支える、持続可能なモデル
このプロジェクトは、単なる寄付ではなく、「仕組み化」された食支援であることがポイント。Gigiが提供するデジタルチケットと店舗連携システムにより、スマートに運営できるよう工夫されています。
支援企業としては、いなほ化工やタリーズコーヒージャパン、能作など、高岡市を代表する企業10社が参加。地域の若手経営者や市議たちも自ら寄付企業となって、支援の輪を広げています。
プロジェクトへの想い
高岡市議の梅島清香さんは「民間でできることと行政でできること、それぞれの限界を理解しながら、橋渡し役として取り組んだ」と語っています。また、「高岡をHACKする会」代表の花田将司さんは「民間が責任とリスクをとって進めるこども政策の形は新しい官民連携のモデル」と力強くコメント。
Gigi代表・今井了介さんも「1食でも多くの食事を子どもたちに届けたい」と意気込んでいます。
これからの展開に期待!
今後は、協力店舗や支援企業の拡大を図りながら、子育て家庭への支援をより広く、日常的に、そしてデジタルで届ける体制づくりを目指していくそうです。「こども食堂DX」の先進モデルとして、他の地域への広がりも期待されます。
「子どもが笑顔でいられる地域は、きっと誰にとっても暮らしやすいまち」——そんな想いが詰まった「ベビーファーストこどもごちめし高岡」、今後の展開から目が離せません!
詳しくは特設サイトをご覧ください:https://babyfirst-kodomogochimeshi-takaoka.studio.site/