スマホ1つでお金の管理が完結する時代、ついに銀行公式アプリの利用率が過去最高の74%に達しました!
この注目のデータは、アプリマーケティングに強みを持つ株式会社アイリッジが全国8,802人を対象に行った調査によるもの。さらに、その中で銀行アプリを実際に使っている330人に深掘り調査を行った結果、最新のユーザー傾向やアプリ利用の実態が明らかになりました。
ネット銀行が都市銀行を逆転!アプリ利用率1位に
今回の調査で最も衝撃的だったのが、「よく利用する銀行アプリ」の順位変動。これまで首位をキープしていた都市銀行を抑えて、ネット銀行が約51%でトップに! 特に30代以上の利用者からの支持が大きく、今やデジタルバンキングの中心的存在になりつつあります。
都市銀行も便利だけど、「ネット銀行のアプリは軽快でシンプル、振込手数料が安い」「24時間使えるATM提携が多い」など、日常使いにおける利便性の高さが支持されている背景です。
1人2アプリ使いが主流に!でも全部の口座では使っていない
アプリの平均利用数は1~2個が中心。銀行口座は2~3個持っている人が多いにもかかわらず、アプリを使っているのは一部だけという人が大多数です。
これは、「よく使う口座だけアプリで管理すれば十分」という合理的な使い方が主流になってきている証拠。リテラシーの高いユーザーが、自分の使い方に合わせてアプリを選び、機能を絞って使っている様子がうかがえます。
みんながよく使ってるのはコレ!2大人気機能は「残高確認」と「振込」
「銀行アプリって何が便利なの?」という声も聞こえてきそうですが、調査で明らかになった人気機能は断トツで「残高・明細の確認」と「振込・振替」でした。
この2つがあれば、生活費のやりくりも送金もスムーズ。逆に言えば、他の機能——たとえば「公共料金の支払い」や「収支管理」などは、Pay系決済アプリや家計簿アプリに役割を譲っているようです。
つまり、「銀行アプリは必要最小限、だけど操作性は譲れない」というユーザー像が浮かび上がってきました。
アプリは“なんでもできる”より“これだけできればOK”がトレンド
「とにかく多機能に!」という開発方針は、ユーザーの実態とはズレているのかもしれません。調査結果によると、アプリの利用頻度自体はやや減少傾向にある一方で、「必要な機能だけをピンポイントで使う」人が増えているのが現実。
今後のアプリ開発には、ユーザーが本当に使いたい機能を突き詰め、UI/UXを徹底的に磨くことが求められそうです。アイリッジでは、そうしたニーズに応える形で、ユーザー体験を最優先したアプリ開発支援を続けていくとしています。
まとめ:アプリ利用の“質”が問われる時代に突入
今回の調査から見えてきたのは、量より質の時代に入った銀行アプリの現状。とにかく「入れてみる」から、「本当に必要なものだけを使う」へとシフトしている今、アプリ側にも“使い勝手の洗練”がより一層求められそうです。
あなたのスマホにも、使いやすくて頼れる「メイン銀行アプリ」がありますか? これを機に、自分のアプリ使いを見直してみるのもいいかもしれません。
