高性能ながらコンパクト、しかも使いやすい──そんな欲張りなニーズに応えてくれる新しいDC/DCコンバータが登場しました!
省スペース&高耐圧を両立!「XCL247/XCL248シリーズ」とは?
トレックス・セミコンダクター株式会社が2025年4月に発表した「XCL247/XCL248シリーズ」は、最大36Vの入力に対応しながら、コンパクトな3.0×3.0×1.7mmサイズを実現したコイル一体型の降圧型DC/DCコンバータ。これまで中高耐圧LDO(リニアレギュレータ)を使っていた回路に代えて使うことで、発熱の悩みを一気に解消してくれる優れモノです。
✔ コンパクトサイズで設計自由度アップ
従来のLDOからこのXCLシリーズに変更することで、基板上の面積がなんと40%も削減可能!しかもパッケージは高放熱設計のDFN3030-10Bタイプで、熱にも強い。サイズダウンと熱対策が一挙に叶うのは開発者にとってかなり魅力的ですよね。
✔ 軽負荷でも効率よし!自己消費電流11μAの省エネ設計
省エネ性にも注目です。例えば、入力12V/出力5Vで負荷が1mAという軽負荷条件でも効率は86%、さらに300mA出力時には88%と安定の高効率。自己消費電流はわずか11μAと超低消費電力。これにより、スタンバイモードが重要なセンサー機器やIoTデバイスにもピッタリです。
多機能で使いやすさ抜群!プロ仕様の安心性能
✔ 出力600mA&広温度範囲でタフな現場でも安心
最大出力電流600mA、動作温度は-40℃~105℃まで対応。産業機器や通信機器、センサー系の用途にも柔軟に対応可能です。
✔ コイル内蔵でノイズ対策もばっちり
電源ICの周辺回路で意外と悩ましいのがノイズ対策。その点、XCL247/XCL248はコイル一体型なので、電流ループからのノイズ放射をぐっと抑制できます。しかもコイル選定の手間もなくなり、開発工数を大幅にカット!部品選定~登録までの時間も節約できます。
✔ 電圧が下がっても止まらない「100%デューティー対応」
意外と重要なポイントがここ。XCL247/XCL248は、PchドライバFETを採用しているため、入力電圧が出力設定値より下がっても電圧をそのまま出力できる“100%デューティー対応”。入出力電圧差が小さい場合も安心して使えます。
✔ ソフトスタート&PowerGood機能付き
起動時の電源シーケンス制御に便利なソフトスタート機能や、出力電圧が正常に立ち上がったことを知らせるPowerGood機能も搭載。産業機器などの“しっかりした電源管理”が求められる現場で重宝されること間違いなしです。
用途に合わせて選べる2タイプ
- XCL247:常に安定動作のPWM固定制御。
- XCL248:負荷に応じてPWM/PFMを自動切り替えし、効率を最大化。
どちらも価格は税込308円とリーズナブル。すでに量産体制にも入っており、すぐに導入が可能です。
おすすめポイントまとめ
- ✔ 高耐圧36V対応で産業機器に最適!
- ✔ コイル一体型でノイズ&開発コスト削減!
- ✔ 超省スペース&低発熱でLDO置き換えに最適!
- ✔ 軽負荷~重負荷まで高効率を実現!
- ✔ 開発現場にうれしい多機能搭載!
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産業機器、IoT、通信、センサー…さまざまな現場で「電源まわりの悩み」をスマートに解決してくれるXCL247/XCL248。ぜひ一度、導入を検討してみてはいかがでしょうか?