神田祭の熱気を体感!江戸文化が息づく13日間の特別展示
江戸三大祭りのひとつとして知られ、二年に一度の開催を心待ちにされる「神田祭」。その熱気と歴史を存分に味わえる特別展『神田祭と日本橋―氏神・明神さまと氏子・室町一丁目會』が、2025年5月7日(水)から19日(月)までの13日間、日本橋三越本店 本館1階 中央ホールにて開催されます。
この展示は、神田明神の祭礼に合わせたもので、入場無料。お江戸の賑わいと、長きに渡る祭りの伝統を貴重な文化財とともに感じられる貴重な機会となっています。
見どころ①:千代田区・中央区指定文化財がズラリ!
本展では、神田明神資料館所蔵の《神田明神祭礼図巻》(千代田区指定有形民俗文化財)をはじめ、浮世絵の巨匠たちが描いた「日本橋」の姿が展示されます。たとえば葛飾北斎の《冨嶽三十六景 江戸日本橋》や、歌川広重の《東都三十六景 日本橋》など、どれも江戸文化の粋が詰まった名品ばかり。
さらに、《日本橋擬宝珠》(三井記念美術館蔵)という、江戸時代に実際に日本橋に設置されていた貴重な装飾品も特別に展示されます。その擬宝珠が描かれた浮世絵とともに、「橋」としての日本橋の姿を立体的に体感できるのが魅力です。
見どころ②:迫力の神輿と山車が登場!
展示スペースには、日本橋三越本店が属する「室町一丁目會」が誇る、大神輿・小神輿、さらに芸術性の高い加茂能人形山車が堂々と登場。これらの実物展示に加えて、中央区民有形文化財に指定されている《魚河岸水神社加茂能人形山車 巡行模型》も見逃せません。
精巧に再現された模型からは、江戸の人々がいかに祭りに情熱を注ぎ、神輿を担ぎながら町を一つにしていたのか、その息遣いが伝わってきます。
見どころ③:江戸情緒を現代に継ぐ日本橋三越本店の想い
日本橋三越本店は、創業以来350年以上にわたって神田明神の氏神様のもとで商売を続けてきた、まさに“江戸の証人”ともいえる存在。そんな店舗が地域の誇りでもある神田祭を盛り上げるべく、全館をあげての参加と展示で、伝統を今に伝えます。
展示情報まとめ
- 会期:2025年5月7日(水)~5月19日(月)
- 会場:日本橋三越本店 本館1階 中央ホール
- 開場時間:10:00〜19:30
- 入場料:無料
- 住所:東京都中央区日本橋室町1-4-1
- 店舗公式HPはこちら
日本橋へ江戸文化を感じに行こう!
この特別展は、ただの歴史展示ではありません。絵巻物、神輿、山車、浮世絵、擬宝珠と、あらゆる角度から「江戸の粋」と「神田祭の熱気」を体験できる13日間です。ゴールデンウィーク明けの日本橋散策に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?江戸の面影とともに、令和の私たちが感じることができる“祭りの魂”に出会えるはずです。