板橋区に伝わる伝承が、親しみやすい絵本になりました!
「絵本のまち板橋」をブランドとして掲げる東京都板橋区から、地域の昔ばなしを現代に蘇らせた素敵な絵本が登場しました!その名も『いたばしの昔ばなし』。板橋区教育委員会が制作・刊行し、子どもたちに地域の歴史への興味と愛着を育んでもらうことを目的としています。
もともとは1978年(昭和53年)に刊行された文化財シリーズ第25集として、全173ページ・53話にもおよぶ大作でした。それが今回、絵本という形でぐっと身近になったんです。子どもたちも手に取りやすく、楽しく板橋の歴史にふれられる素敵な試みですね。
どんなお話が絵本になったの?気になる収録内容をご紹介!
絵本は全2冊構成!4つの昔ばなしを収録
今回制作された絵本は、原作から選りすぐりの4話を収録。それぞれ違った魅力を持つ物語たちです。
- 和尚さんとぬすびと(赤塚四丁目周辺)
お堂を守る和尚さんと、あばれる盗人たちの知恵比べ! - 与兵衛さんときつね(志村坂下周辺)
帰り道、なぜか家にたどり着けない不思議体験…。果たして与兵衛さんは無事に帰れるのか? - 仏さまのおだんご(志村橋周辺)
お弁当を持ってしじみ採りへ!背後に忍び寄る「何か」の正体は…? - 街道のえのき(縁切り榎のお話)(仲宿周辺)
榎の木の下、家族への想いを胸に、油商人のみろくさんがとった行動とは。
どの話も、板橋区に実在する地名や名所が舞台。読んだ後に現地を訪ねたくなること間違いなしです!
絵本を彩るアーティストたちにも注目!
絵を担当したのは、実力派イラストレーター陣。どのページも物語の世界にぐっと引き込まれます。
- あいざわふみさん:「その①」担当。ボローニャ国際絵本原画展入選経験を持つ注目の絵本作家。
- umecoさん:「その②」担当。同じくボローニャ国際絵本原画展入選。絵本『すーは~』の著者でもあります。
- なかむらしんいちろうさん:「いたばしの昔ばなしMAP」担当。板橋区立美術館にも深く関わるイラストレーター。
特に「いたばしの昔ばなしMAP」は必見!板橋の昔と今を一望できる、ワクワクする一枚です。
どこで読めるの?
刊行された絵本は、令和7年(2025年)4月26日(土)から、板橋区内の区立図書館(全12館)で閲覧可能になります。お近くの図書館でぜひ手に取ってみてくださいね。
子どもも大人も一緒に楽しめる、地域愛あふれる一冊
地元の歴史や伝承に親しみながら、親子で楽しい読書タイムを過ごしてみませんか?
「いたばしの昔ばなし」の絵本は、板橋区の魅力を再発見できる、そんな素敵な一冊になること間違いなしです。
ぜひ家族そろって図書館へ足を運んでみてください♪

いたばしの文化財|板橋区公式ホームページ
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