世界が注目!三郎丸蒸留所が「The New York Times」で特集
2025年4月27日発行(オンライン版は4月22日配信)の米国有力紙「The New York Times」にて、富山県砺波市にある若鶴酒造・三郎丸蒸留所が取り上げられました!特集記事『How Japan Remade American Culture(日本はいかにしてアメリカ文化を作り変えたのか?)』の中で、伝統と革新を融合させるクラフトウイスキー蒸留所として紹介され、注目を集めています。
三郎丸蒸留所のこだわり――ミズナラ樽と「改善(カイゼン)」精神
記事では、三郎丸蒸留所の特徴として、地元産ミズナラ(日本産オーク)を使用した樽や、稲垣貴彦社長自ら開発したバレルロール(樽再生機械)が紹介されました。
ミズナラはその希少性と、多孔質な性質から、ココナッツ、白檀、寺のお香といった日本ならではのウイスキーアロマを生み出します。そんな魅力的な素材と「改善」の精神が、三郎丸蒸留所のウイスキーを唯一無二の存在にしています。
ウイスキーに刻まれた歴史と挑戦
若鶴酒造は1862年に創業し、1952年からウイスキー製造をスタート。戦後の混乱期には安価なウイスキーを製造していましたが、現在ではシングルモルトへと大胆な転換を遂げています。
「伝統とは何か? 革新をくり返していくこと。それ以上のものはありません。」という稲垣社長の言葉は、まさに今の三郎丸蒸留所を象徴しています。
世界初!鋳造製蒸留器「ZEMON(ゼモン)」の誕生
2019年には、富山県高岡市の伝統技術「高岡銅器」の技術を活かし、世界初となる鋳造製蒸留器「ZEMON(ゼモン)」を開発。これにより、さらに個性的なウイスキーづくりを実現しました。
地元・富山の自然と伝統技術を融合させた取り組みは、まさに「ここにしかない」クラフトウイスキーの魅力を世界へと発信しています。
富山の誇り、三郎丸蒸留所のこれから
若鶴酒造・三郎丸蒸留所は、今後も地元富山を拠点にしながら、世界に通用するクラフトウイスキーづくりに挑戦していくとしています。
富山県が誇る伝統と革新の結晶、三郎丸蒸留所の今後の展開に目が離せません。ウイスキー好きなら一度は訪れてみたいスポットとして、ぜひチェックしてみてくださいね!
公式サイトはこちら:三郎丸蒸留所公式サイト