地方創生と環境保全の両立を目指す新たな林業モデル、「自伐型林業」が誕生から10年を迎えます。この節目を記念し、2025年2月5日(水)に東京・新橋で特別イベント「森の未来を紡ぐ旅〜10年の歩みとこれからの挑戦〜」が開催されます。
自伐型林業とは?地方と未来をつなぐ新しい林業モデル
日本の地方社会では、一次産業の担い手不足や高齢化が進む中、土地の荒廃や災害リスクが大きな課題となっています。そんな中、自伐型林業は「小規模林業」という新しい形で、地域住民や山の持ち主自身が森林を管理し、持続可能な方法で活用する取り組みとして注目されています。
このモデルは、経済的な自立を目指すと同時に、適切な森林管理を通じて災害防止や生物多様性の保全に寄与。さらに地域資源を地元で循環させる経済モデルとして、地方創生や脱炭素社会への貢献も期待されています。
10周年記念イベントで見る「これまで」と「これから」
この記念イベントでは、自伐型林業の10年間の歩みを振り返るだけでなく、これからの10年、さらには20年先の未来の林業の可能性を探ります。林業者、自治体、専門家、研究者が一堂に会し、これまでの成果や課題を共有し、未来のビジョンを描く場となります。
イベントの見どころ
- トークセッション:自伐型林業を実践するレジェンドたちが、取り組みの背景や未来への夢を共有。
- 全国リレートーク:全国の自伐型林業者が登壇し、各地域の視点から活動を紹介。
- 展示:「ZIBATSU博覧会」では、製品やプロジェクトに触れることが可能。
- 出版:10年の軌跡をまとめた書籍「自伐型林業─小さな林業の今とこれから─」の発売。
地方創生の鍵として政財界も注目
自伐型林業は、過去10年で地方創生の成功モデルとして注目されてきました。2014年には石破茂地方創生担当大臣(当時)が「地方創生の鍵」としてその可能性を語り、2024年には経済誌「Forbes」で「注目のNPO」50選に選ばれるなど、その社会的評価はますます高まっています。
イベント詳細
- タイトル:森の未来を紡ぐ旅 〜10年の歩みとこれからの挑戦〜
- 日時:2025年2月5日(水)13:15〜16:15(12:30開場)
- 場所:イイノホール&カンファレンスセンター4階Room A(東京都千代田区内幸町2-1-1 飯野ビルディング4階)
- 主催:特定非営利活動法人 自伐型林業推進協会
- 後援:林野庁
- 参加費:無料
未来の林業にあなたも参加しませんか?
「森の未来を紡ぐ旅」は、自伐型林業がどのように地域と環境をつないできたのかを知り、その可能性を実感できる絶好の機会です。地方創生に関心のある方、持続可能な社会づくりに取り組む方、ぜひこの特別なイベントにご参加ください。
詳細・申し込みはこちらのイベントページをご覧ください。