再配達を減らすための東京都の取り組みとナスタの貢献
東京都が推進する「東京物流ビズ」プロジェクトの一環として、ポスト・宅配ボックス業界シェアNo.1の株式会社ナスタが「置き配バッグ」を無償配布するキャンペーンを実施しました。この取り組みは2024年10月から12月にかけて行われ、当初の配布予定数3,000台に対し、約4倍の応募数となる1万1,773件もの申し込みがあり、大きな注目を集めました。
物流2024問題に対応する重要なプロジェクト
物流業界では2024年からドライバーの労働時間制限が始まり、輸送力の低下が懸念されています。これに対応するため、国は再配達率を6%以下に抑えることを目標に掲げ、東京都も「再配達削減等の物流効率化」に向けたプロジェクトを進めています。このプロジェクトの一環として、再配達削減に役立つ「置き配バッグ」の普及が進められています。
ナスタはこのプロジェクトに参画し、都民を対象に「Nasta Box SOFT」を無償で配布しました。これにより、効率的な荷物の受け取りを実現し、再配達を減らすことで、物流問題の解決に貢献しています。
置き配バッグ無償配布キャンペーンの詳細
キャンペーン内容:
– 折りたたみ式の簡易宅配ボックス「Nasta Box SOFT」を3,000台無償配布
– 東京都主催イベントでの配布も含む
対象商品の仕様:
– サイズ:W440/D350/H500mm(受取可能サイズ:W385/D300/H480mm)
– 付属品:ワイヤー1本、アナログ南京錠2本、取扱説明書
応募は東京都内在住者限定で、約1カ月間の募集期間中に大きな反響を得ました。
東京都とナスタのコメント
東京都の担当者は、「都民の皆様が自分に合った荷物の受け取り方を工夫し、再配達削減に協力いただければ」と期待を寄せています。一方、ナスタは「住環境をより快適にするソリューションを提供し続けることで、社会課題の解決に貢献していきます」と述べています。
ナスタの挑戦と未来
創業95年を迎えるナスタは、郵便受けや宅配ボックスの分野でシェアNo.1を誇り、住環境における新しい価値を提供し続けています。近年は物流問題にも積極的に取り組み、再配達削減のための製品開発や普及活動を推進しています。
今後も「住むを良く」というビジョンのもと、ナスタは生活に欠かせないプロダクトを提供し、私たちの暮らしをより快適にする企業として進化を続けていきます。
まとめ
再配達問題は、私たちの生活に深く関わる課題です。東京都とナスタの取り組みにより、置き配バッグの利用が進むことで、持続可能な物流の実現が期待されています。この機会に「置き配」という選択肢を取り入れてみてはいかがでしょうか?