2025年大阪・関西万博に向けた大きなプロジェクトのひとつとして、大阪環状線・弁天町駅が新たな価値創造の拠点として生まれ変わります。JR西日本は、アクセス向上と地域活性化を目的に、2025年3月1日(土)に新駅舎を供用開始するとともに、駅前に「べんてんひろば」をオープンします。
万博に向けた新たな交流空間「べんてんひろば」がオープン
「べんてんひろば」は、かつて交通科学博物館があった場所に設置される新しい広場です。万博期間中のにぎわい創出を目的とし、地域の人々はもちろん、国内外からの訪問者が集まり、交流できるスペースとして活用されます。
「べんてんひろば」の詳細
- 設置期間: 2025年3月1日(土)~2025年10月13日(月)
- 面積: 約3,400㎡(人工芝 約1,400㎡、アスファルト舗装 約2,000㎡)
- 利用時間: 8:00~20:00
- イベントスペース利用開始日: 2025年4月13日(日)から(有料・事前申込制)
広場の環境にも配慮されており、人工芝にはミズノ株式会社の『MS CRAFT BASEBALL TURF』を採用し、充填材には伊藤園とミズノが共同開発した茶殻を利用した『Field Chip「Greentea」』を使用しています。また、アスファルト舗装部分には廃木や間伐材を再利用した「木チップアスファルト舗装」が採用されており、環境にやさしい設計が特徴です。
共創パートナーとの取り組み
「べんてんひろば」は、環境に配慮した技術や最新テクノロジーを活用した実証実験の場としても機能します。特に、次のようなプロジェクトが予定されています。
① 3Dプリント技術を活用したベンチの設置
株式会社竹中工務店との協力により、3Dプリント技術を活用した「3DPベンチ」を2基設置。廃レールを再利用することで、環境負荷の低減を目指します。
② m-DAC®技術を活用した植物工場
Carbon Xtract 株式会社、スパイスキューブ株式会社と連携し、空気中のCO2を回収して活用するm-DAC®技術を用いた植物工場の実証事業を実施。CO2削減と持続可能な食料生産を両立する取り組みです。
③ AIカメラを活用した可変案内サイン
駅構内に設置されるAIカメラを活用し、リアルタイムで情報を更新する「可変案内サイン」を試行。訪問者の動向に応じた最適な情報提供を行います。
④ AIお客様案内の導入
ユーザー自身のデバイスで操作できるAI案内システムを導入し、利便性を向上。関西空港駅でも試験運用されている技術が、弁天町駅にも展開されます。
「べんてんひろば」で未来の駅を体験しよう!
「べんてんひろば」は、ただの広場ではなく、最新技術や環境配慮の取り組みを体感できる場所です。大阪・関西万博に訪れる際は、ぜひ立ち寄ってみてください。
詳細情報はこちら: べんてんひろば公式サイト
環境に優しく、未来志向の「べんてんひろば」で、新しい価値を創造する体験を楽しみましょう!
関連リンク: