「月に20日以上出店」も!活発なキッチンカーのリアルな活動状況
株式会社シンクロ・フードが運営するキッチンカーのプラットフォーム「モビマル」は、登録事業者を対象に、イベント出店に関するアンケート調査を実施しました。調査結果からは、キッチンカー事業者たちのリアルな出店状況や売上事情、イベント出店の魅力や課題などが明らかに。これからキッチンカー出店を考えている方、イベント主催者、そしてグルメ好きな読者にも興味深い内容となっています。
まず注目すべきは、出店頻度。なんと30.5%の事業者が「月に20日以上」出店していると回答。週末だけでなく平日も活動しており、常設場所とイベント出店を上手く組み合わせて収益を上げている姿が浮かび上がります。
イベント出店で「1日30万円以上」も可能!売上の差は工夫次第
イベント出店時の1日1台あたりの最高売上について聞いたところ、最も多かったのは「20〜30万円」(22.0%)。「30万円以上」と回答した事業者も18.7%にのぼり、イベントによっては非常に高い売上が期待できることがわかります。
一方、「5万円以下」と回答した事業者も一定数おり、イベントの規模や集客力、そして出店時の工夫が売上を大きく左右していることがうかがえます。
売上を伸ばす工夫は「おいしさ」と「提供スピード」がカギ
売上を拡大するための工夫として最も多く挙がったのは「美味しい商品を提供する」(71.2%)、「提供スピードを早める」(59.3%)でした。味とスピード、まさにキッチンカーに求められる基本を突き詰める姿勢が光ります。
その他にも、
- イベント内容や客層に合わせたメニュー開発
- 見た目にインパクトのある盛り付けや商品名の工夫
- 看板やのぼりの使い分けによる視認性アップ
- キャッシュレス決済導入で客単価アップ
など、多岐にわたる工夫が見られました。特に「においを出しながら調理する」など、五感に訴える仕掛けは、集客効果が高そうです。
出店したいイベントは「お花見」「夏祭り」がダントツ人気!
出店経験・希望イベントとして最も多かったのが「夏祭り・秋祭りなどの季節イベント」(出店経験あり78%、今後出店希望83.1%)。そして注目すべきは「お花見イベント」。出店経験があるのは約52%でしたが、出店希望はなんと約97%にものぼりました。
その理由は、
- 来場者数が多く、集客効果が大きい(91.2%)
- 気分が高揚しているので購買意欲が高まる
- 桜にちなんだメニューや、ワンハンドで楽しめる商品が相性抜群
- 営業のピークが分散し、オペレーションしやすい
など、お花見ならではの利点が多数挙げられました。
出店の不安は「天候」と「桜の開花時期」
お花見イベント出店時に不安なこととして最も多かったのが「当日の天気」(94.7%)と「桜の開花状況」(82.5%)。天候リスクが高い中での出店には、事前準備や出店料の扱いに関する運営側の配慮も求められます。
イベント出店の魅力は「売上」だけじゃない!交流や認知にもつながる
約97%の事業者が「今後もイベントに積極的に出店したい」と回答。売上面のメリットはもちろん、イベントの雰囲気を楽しんだり、他店との交流、認知度アップにつながるなど、多くの魅力を感じているようです。
主催者に選ばれるためのアピールも忘れずに
出店権利を得るための工夫としては、
- Instagramで募集情報をチェック
- 過去の実績をSNSでアピール
- 主催者との信頼関係を築く
- イベントに沿ったメニュー構成と価格設定
といった、営業活動・ブランディングも重要視されています。
出店料や情報不足、ゴミ問題など…現場のリアルな声も
イベント出店時の悩みとして挙がったのは、「出店料の高さ」「悪天候時のリスク」「情報公開の少なさ」「商品かぶり」「ゴミ問題」など。特に、出店料が高いにも関わらず天候によるキャンセル時の返金がない、という声は深刻です。
「店が来る」文化をつくるモビマルの取り組みに注目
モビマルは、キッチンカーを中心に、「店に行く」から「店が来る」ライフスタイルを提案しています。日替わりでの展開や、公園・住宅街・オフィス街への出店を通じて、地域のにぎわいや利便性向上にも貢献しています。
今後、キッチンカー業界がますます盛り上がっていくことが期待されるなか、こうした調査結果や現場の声は、出店者だけでなく主催者や消費者にとっても貴重なヒントとなるでしょう。
