宇宙への関心度と意外な年代差に注目
スカパーJSAT株式会社が実施した「宇宙に関する意識調査2025」では、男女1,000名を対象に宇宙への興味やイメージを問いかけ、非常に興味深い結果が明らかになりました。
まず「宇宙に関心がある」と答えた割合は全体で約47%だった一方、50代男性は63%と特に高い値を示し、20代女性は33%と低めだったのが印象的です。世代や性別によって、宇宙に対する関心度に大きな違いがあることがわかりますね。
また、「地球のように人が暮らせる惑星は他にもある」と思う人も約67%と多数派でした。特に60代男性は88%が「ある」と答えており、上の世代ほど宇宙の可能性にロマンを抱いている様子がうかがえます。
若者の宇宙熱はやや低下傾向?
一方で「人生で一度は宇宙に行ってみたい」と考える人の割合は全体で36%でしたが、20代男性と10代女性はいずれも50%超えでした。若い世代ほど宇宙を身近に感じる人が多い、というイメージはありますが、10代男性に限っては昨年より20ポイント以上もダウンするなど、一部で興味が低下している兆しも見受けられます。こうしたデータを見ていると、「年齢や性別でイメージが大きく変わるのかもしれない」と感じますよね。
興味深い「宇宙ごみ」問題と認知度
今回の調査では、「宇宙ごみ」の認知度や危機感についても質問しています。
宇宙ごみとは、人工衛星の破片や使用済みのロケットなど、地球の周囲を高速で飛び回る“不要物”のことを指します。回答者のうち、「宇宙ごみが問題になっていることを知っている」と答えた人は全体で56%でしたが、ここ数年でやや下降傾向にあるとの結果も報告されています。認知度が下がると対策の遅れにもつながりかねず、今後の宇宙開発の大きな課題といえそうです。
また、回答者の8割以上が「宇宙ごみ問題は環境問題のひとつ」「除去の仕組みが必要」と答えており、宇宙旅行の安全性や地球外での生活を見据えるためには、対策が不可欠であるという認識は強いようです。
宇宙ビジネスの将来性と人気ランキング
「宇宙ビジネスは将来有望だと思うか」という問いには半数以上が「有望」と回答。中でも宇宙への関心度が高い人は「約76%」もの人が「将来有望」と考えています。
一方で、実際に宇宙旅行へ出かけたいと思っても、費用面のハードルは依然として高いようです。1週間の宇宙旅行に出かけたい人の平均上限金額は265万円と過去最高額にのぼりましたが、やはり「50万円未満」でないと行きたくないという層も多く、まだまだ気軽に行ける旅ではない印象です。
とはいえ、宇宙をめぐるインフラやホテル、衛星通信など多角的なビジネスが注目されており、近い将来「当たり前の観光先になるかも…?」と期待が高まります。
「スカパーJSAT」の幅広い宇宙ビジネス
今回の調査を行ったスカパーJSAT株式会社は、有料多チャンネル放送の「スカパー!」だけでなく、航空機の機内Wi-Fiや船舶向けのインターネット、災害時のバックアップ回線など幅広い衛星通信事業を手がけています。地上の通信が途絶してしまったときにも活躍する衛星回線は、私たちの暮らしを陰から支えていますよね。
さらに、衛星による位置情報サービスや気象・観測分野への応用など、宇宙技術の発展は今後も大きな広がりを見せそうです。
一緒に宇宙旅行を楽しみたい有名人ランキング
今回の調査結果でも話題となったのが「宇宙旅行を一緒に楽しみたい有名人」。1位に輝いたのは、なんと3年連続で「明石家さんま」さんでした。2位「大泉洋」さん、3位「大谷翔平」選手が続いており、明るく場を盛り上げてくれそうなさんまさんがやはり強いですね。
また「宇宙人とすぐに仲良くなりそうな有名人」でもさんまさんがダントツ1位。お笑い界の大御所らしい社交性と親しみやすさが、多くの人のイメージにつながっているようです。
さらに、宇宙人と交渉する地球代表に選ばれたのは「ドナルド・トランプ」氏でしたが、大谷翔平選手やさんまさんの名前も入るなど、“もし本当に宇宙人が現れたら…”という空想がふくらむユニークな結果となっています。
今回の調査でわかったおすすめポイント
宇宙に興味を持っている方はもちろん、「そこまで詳しくはないけれど、なんとなくロマンを感じる」という方も、実は多いのではないでしょうか。今回の調査結果を踏まえると、次のポイントが特におすすめです。
- 宇宙ごみや衛星通信など、意外に身近な課題やサービス
普段はあまり意識しにくい宇宙ごみ問題も、私たちの未来や安全に直接関わってくる深刻なテーマ。今後ますます対策が必要になるはずです。衛星通信や位置情報サービスは地上と宇宙をつないでくれる貴重なライフラインとして重要性が高まります。 - 新たなビジネスチャンスに期待
宇宙旅行や宇宙ホテルなど、かつては夢物語だったサービスがだんだんと現実味を帯びつつあります。世界規模で動いている最先端技術に興味を持ってみると、旅好きな方やビジネス志向の方にとっても新しい視野が広がるはずです。 - 誰と行くかで盛り上がる「宇宙旅行」トーク
明石家さんまさんのように、気のおけないメンバーや尊敬する有名人との宇宙旅行を想像すると、一気にワクワク度が増しますよね。家族や友人同士で「一緒に行きたい有名人は?」などと話し合えば、会話が弾みそうです。
まとめ:想像が膨らむ宇宙の世界
宇宙への関心が高まれば高まるほど、旅やビジネス、そして問題意識まで幅広いテーマが浮かび上がってくるのだと実感しました。人類の未来が宇宙に大きく広がる日は、すぐそこまで来ているのかもしれません。
もちろんまだまだ気軽に行ける場所ではありませんが、テクノロジーの進歩や企業の熱意によって、かつての空想やSFの世界が少しずつ現実に近づきつつあるのも事実。これからの動きにますます目が離せませんね。
スカパーJSAT株式会社の多彩なサービスや、宇宙開発の最新動向をチェックしてみると、日常から一歩踏み出すキッカケになるかもしれません。ワクワクが止まらない宇宙の話題、ぜひ今後も要注目です!