近年、SNSなどで耳にする機会が増えた「#さす九」という言葉。九州出身の男性に対する褒め言葉や皮肉ともとれるこの表現に、Z世代はどのような印象を持っているのでしょうか?
Z世代に特化したクイックリサーチサービス『サークルアップ』を運営する株式会社RECCOOが、現役大学生115人を対象に「#さす九」についての意識調査を行いました。その結果からは、若者たちのリアルな価値観や、言葉に対する繊細な感覚が浮かび上がってきました。
約6割が「#さす九」はジョークではないと回答
「#さす九」は「さすが九州男子」の略で、男らしさやリーダーシップを称えるようなニュアンスを持つ一方で、上から目線や保守的な態度を揶揄する意味でも使われています。
今回の調査で、「ジョークだと思わない」と回答した学生は59%。その理由としては、「議論されている場では本気で話している人が多い」「特定の地域を冗談で非難するのは好ましくない」といった声が多く聞かれました。
一方で、ジョークだと受け止めている人からは、「皮肉的な意味はあっても深刻には受け止めない」「深い意味をこめて使っているとは思えない」といった比較的軽い印象が語られています。
「#さす九」は地域差別?約4割がそう感じている
「#さす九は地域差別だと思うか?」という問いに、「とてもそう思う」「そう思う」と回答した人は45%。
その理由としては、「特定の地域だけを持ち上げること自体が不公平」「九州にも色んな人がいる」という意見が目立ちました。
一方、「差別とは思わない」という学生も半数以上おり、「実体験として『さす九』を感じたから」「事実を述べているに過ぎない」というリアリズムを重視する声も。
言葉狩りではないと考える学生が多数派
注目すべきは、「#さす九」に対する批判が「言葉狩り」だと思うかどうかという問い。
ここでも57%が「言葉狩りではない」と回答し、「ネガティブなイメージを広げてしまった」「そもそも良い言葉ではない」という慎重な姿勢が見られました。
Z世代は、冗談や流行語であっても、使う言葉には意識的であることが伺えます。
63%が「#さす九的」な男性に出会ったことがないと回答
さらに、「実際に#さす九だと思うような九州出身男性に出会ったことがあるか?」という質問では、63%が「全くない」と回答。
「九州出身の人と関わる機会がない」「嫌な思いをしたことがない」という理由が多く、イメージと実態のギャップがあることも明らかになりました。
逆に「とてもある」「何度かある」と答えた人の中には、「日常的に上から目線の言動を目にする」「実際に『#さす九』だと思うことがある」と、より個別の体験に基づいたコメントが寄せられています。
サークルアップとは?リアルなZ世代の声を届ける
この調査を行った『サークルアップ』は、Z世代の大学生のリアルな声を企業に届けるクイックリサーチサービス。
「Z世代は○○」というステレオタイプに留まらず、現役大学生と共にリアルな調査プロジェクトを実施し、企業にローデータの提供も行っています。
Z世代の価値観や感覚を知りたい企業やメディアにとっては、非常に貴重なデータソースといえるでしょう。
言葉の「温度感」を可視化するZ世代調査
今回の「#さす九」に関する調査から見えてくるのは、Z世代が単なる言葉の流行やネタとして片付けるのではなく、「どんな背景で使われているか」「誰がどんな気持ちで受け止めるか」を真剣に考えているということ。
特に、言葉に対する「温度感」や「公平性」に敏感な姿勢は、今後の社会づくりにも大きなヒントを与えてくれそうです。
Z世代のリアルな感覚を知りたい方は、ぜひRECCOOの『サークルアップ』にも注目してみてください。