「普通の仕事が合わない」「人と接するのが苦手」。そんな悩みを持つ人に、株のシステムトレードという選択肢があることをご存じでしょうか？今回は、IQ160という高知能を持つ社会不適合者が、自らの体験と視点から株式投資の可能性を語っています。
高IQは才能？それとも生きづらさ？
著者・遠藤貴光さんは、自身を「取柄がないIQ160の社会不適合者」と表現しています。MENSA（IQ130以上）、HELLIQ（IQ160以上）といった知能指数に基づく国際団体に所属しており、日本では「発達障害」と見なされることもある一方で、海外では「ギフテッド（才能のある人）」と捉えられる存在です。
彼が語る高IQの特徴は、「興味のある分野だけに深く没頭する」というもの。逆に、興味のない分野では凡庸な成果しか出せないこともあるそうです。そんな彼が注目したのが、「投資」、特に「システムトレード」というスタイルでした。
数字に強い高IQに向いている「システムトレード」
IQテストでは「短期記憶」「俯瞰的思考」「多角的思考」「情報の推理」が問われます。これらの能力は、株式市場のデータ分析や取引ロジックの構築において非常に有利に働きます。
特に遠藤さんが注目したのは、「三菱UFJ eスマート証券」が提供する、国内個別株の自動売買が可能なプラットフォームです。ここでは「kabuステーション」と連携するAPIを使って、個人でも高度な自動売買プログラムを構築することができます。
ティックデータを活用した本格的な自動売買
「ティックデータ」とは、株価の細かな変動情報のこと。例えば1秒間に複数回送られてくる売買代金や板情報、気配値などです。このデータをもとに、自分だけのロジック（取引戦略）をプログラムし、自動売買を行うのが「システムトレード」です。
単にテクニカル分析で条件を設定してボタンを押すような簡易的なものではなく、「戦術」ではなく「戦略」を構築するスタイル。取引の根拠を自分で検証・改善できる点が大きな魅力です。
アルゴリズム注文とシステムトレードの違い
2025年3月には、「三菱UFJ eスマート証券」がSORサービス拡充とともにアルゴリズム注文の提供をスタートしました。「ステルス」や「アイスバーグ」など、複数の注文方式が紹介されています。
ですが、遠藤さんは「アルゴリズム注文」は証券会社の利益に寄与するものであり、個人投資家が戦略的に利益を得るには不向きと指摘します。あくまでアルゴリズム“注文”であり、“トレード”ではないという見解です。
AI業界の人にもおすすめしたいシステムトレード
最近はAI技術の進化も目覚ましいですが、遠藤さんは「本物のAI」と「条件分岐のプログラム」は別物だと述べています。しかし、システムトレードに必要なロジック構築は条件分岐の積み重ねであり、AI界隈の人にとっても親和性が高いとしています。
「推理力」が利益を生む
システムトレードにおいて最も重要なのは、ロジック構築の前提となる「着眼点」や「仮説」です。これこそが、高IQの人が得意とする「推理」能力なのです。
株式投資はコミュニケーションが苦手な人にも向いている
遠藤さんは自身が「コミュニケーション障害がある」と感じており、通常の職場では上手く立ち回れないことを経験してきました。そんな彼にとって、株式投資はまさに理想のフィールド。
人と関わる必要がなく、成果がすべてという世界。スーツや肩書きよりも「実力＝利益」が評価される、フェアでロジカルな環境が整っています。
まずはティックデータの分析から始めよう
いきなりシステムトレードを始めるのはハードルが高いと感じるかもしれませんが、遠藤さんは自らのサイトで「ティックデータ」や分析プログラムを販売しています。これにより、一からデータ収集やプログラム開発を行わなくても始められる仕組みが整っています。
まとめ：才能を活かすなら今がチャンス
もし、あなたが「人間関係に疲れた」「才能を活かせる場所が見つからない」と感じているなら、システムトレードという新たな選択肢に目を向けてみてください。
特に高IQの方や、AI開発など論理的な思考が得意な方には、ピッタリの分野かもしれません。あなたの頭脳が、次の時代の資産を生むかもしれないのです。
遠藤さんのように、新しい一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか？
システムトレードの世界で、あなたの才能が輝くことを願っています。
