岐阜県高山市に、地域の「食」を支える新たなランドマークが誕生しました。2025年4月1日、高山市公設地方卸売市場が新築され、華やかに開場式が行われました。
50年の歴史を引き継ぐ、未来志向の市場
老朽化が進んでいた旧施設からバトンを受け継ぎ、新市場は令和5年より着工。鉄骨2階建て・延べ床面積4,187㎡という堂々たる規模で、約17億8千万円の事業費をかけて整備されました。
場所は旧施設の南西。これまで以上に使いやすく、機能性と衛生面を大きく向上させた作りになっています。
品質・衛生・効率すべてに配慮された最新設備
新市場の魅力は、なんといっても最新設備の数々。大型の冷蔵庫・高性能冷凍庫が完備されており、食品を適切な温度で保ちながら流通させることが可能です。
これにより、鮮度を落とさずに消費者の食卓へ届ける体制が整いました。さらに、青果物・水産物の一次加工場も新設。宿泊業や飲食業など、プロのニーズにもしっかり応える体制が構築されています。
縁起物のセリで幕開け!地域に活気を
開場式の後には、縁起物として知られる「タイ」のセリも開催され、飛騨地域の台所として、幸先の良いスタートを切りました。
市場は、単なる物流の場にとどまらず、地域の食文化と産業を支える重要な役割を担っています。地元の生産者と消費者を結びつける架け橋として、今後の活躍がますます期待されます。
旧市場跡地には学校給食センターを整備予定
なお、役目を終えた旧市場は今年度中に解体され、その跡地には学校給食センターが整備される予定です。こちらもまた、地域の「食」と「健康」を支える施設として注目されています。
まとめ:地域の食の安全と未来を担う新市場
新しくなった高山市地方卸売市場は、安全・安心・高品質な生鮮食料品を安定的に供給するための重要な拠点です。
飛騨の自然の恵みを活かし、地域の皆さんの食卓に「新鮮」と「信頼」を届けるこの市場。今後もその動向に注目したいですね。
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