2025年春、日本のうどん業界に新たなうねりが生まれました。
ベーカリーブランド「小麦の奴隷」で一躍話題を集めた株式会社こむぎの(本社:東京都千代田区)が、福岡で親しまれてきた博多うどんチェーン『うちだ屋』を完全買収し、全国展開に乗り出すというビッグニュース!しかも、あのホリエモンこと堀江貴文さんが関わっているとあって、話題性も抜群です。
ホリエモン×老舗うどん店?異色タッグの裏にある熱い想い
『うちだ屋』は1977年創業、福岡市東区を拠点に九州全域で42店舗を展開する、まさに地元に根差した存在。「ふんわりもちもち」のうどんと、天然素材を使った毎日仕込みの出汁が特徴で、老若男女問わず長年親しまれてきた名店です。
一方、「小麦の奴隷」は、オンラインサロンHIUから誕生し、3年で150以上のFC店舗を開拓した異端のパンブランド。その仕掛け人が、元ライブドア社長で時代の寵児・堀江貴文氏です。
そんなこむぎのが惚れ込んだのが、『うちだ屋』の「家庭的な味」「地域密着型サービス」「和定食・丼ものなどの幅広いメニュー構成」。うどんという日本人にとって身近な食文化を“エンタメ化”し、新たな価値を発信することで、飲食業界の革新を狙います。
“讃岐一強”のうどん界に、博多の風が吹き抜ける!
全国チェーンのうどんといえば「讃岐うどん」が定番。でも、福岡・博多には、実は全く異なる“やわうどん文化”が根付いています。
コシのある讃岐に対して、博多はふわっと優しい口当たり。出汁も、昆布・かつお・いりこを使ったあっさり系。さらに、ごぼ天や丸天などのトッピング文化も魅力です。
実は今、「資さんうどん」を筆頭に“博多うどんブーム”がじわじわ拡大中。ファストフードの値上がり、ファミレスの衰退という外食業界の背景もあり、「専門性×手頃価格」を実現できるうどん業態が再注目されているのです。
博多四天王のひとつ「うちだ屋」が、いよいよ全国デビュー!
博多うどんの代表格といえば、「資さんうどん」「牧のうどん」「ウエスト」そして「うちだ屋」の4社。特に『うちだ屋』は、うどんだけでなく定食や丼ものまで揃う“ファミレス的うどん店”として根強い人気を誇ります。
今回の買収により、『うちだ屋』はこの“博多四天王”の中でも唯一、全国チェーンを積極的に目指す存在となりそうです。
「うどん維新」始動!5年で80店舗へ
こむぎのは今後、「小麦の奴隷」で培った店舗展開ノウハウや人材採用戦略、DX推進、PR力を『うちだ屋』にもフル投入。目標は、5年で店舗数を現状の約2倍にあたる80店舗超へと拡大すること。
また、料理監修には話題の料理人・鳥羽周作氏との連携も示唆されており、商品のクオリティと話題性の両輪で全国展開を強力にバックアップします。
ファミレスに代わる“うどんレストラン”の新定番へ
昔ながらのやわうどんに、ほっとする和定食。価格も抑えめで、誰でも気軽に入れるお店。
それが『うちだ屋』の魅力であり、今の時代にぴったりな業態といえるでしょう。
おしゃれな個人店や高級うどん屋さんも良いけど、やっぱり“庶民の味”が恋しくなる時ってありますよね。
そんな時こそ「うちだ屋」。そして、これからは全国どこでも出会える日が来るかもしれません。
まとめ:今こそ“博多うどん”が日本を救う?
コロナ禍以降、変わり続ける外食市場。消費者のニーズもまた、日々変化しています。
そんな中で浮上した「うどん業態」の魅力を、ホリエモン率いる“こむぎの”が真剣に再発掘。そして、『うちだ屋』という伝統ある味が、次の時代のスタンダードになろうとしているのです。
これは単なるM&Aではなく、「日本の麺文化」に対する新たな挑戦のはじまり。
うどん好きなら、この一手は見逃せません。
『うちだ屋』が、あなたの街にやってくる日も近いかも?
