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FX投資家の動きが激変!短期売買が主流に?トルコリラ急変で浮き彫りになったリスクと戦略

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ビジネス・マネー

FX取引をしている皆さん、最近の為替相場、特にトルコリラの急変に驚いた方も多いのではないでしょうか?

2025年3月のデータによると、FX個人投資家たちはこれまで以上に短期売買(スキャルピングやデイトレ)へとシフトしている傾向が強まっています。株式会社外為どっとコム総合研究所が公表した調査結果では、トルコリラ(TRY)をめぐる動きが特に注目を集めており、多くの投資家がこの通貨の変動に翻弄されました。

トルコリラの急落とロスカット被害―500件超が発生!

まず驚かされるのが、2025年3月のTRY/JPY(トルコリラ/円)の価格急変によって、ロスカットや未収金が500件以上発生していたという事実。これは、政治的な背景――例えば、トルコでの政情不安(イスタンブール市長イマモール氏の拘束など)も関係しているとされ、投資家心理に大きな影響を及ぼしました。

これにより、トルコリラ/円のポジションは約37%も減少。多くの投資家が「長期保有から一旦撤退」という選択をしたと見られます。

USD/JPYやEUR/JPYは堅調。FXの王道は依然人気

一方で、USD/JPY(米ドル/円)やEUR/JPY(ユーロ/円)といった主要通貨ペアは依然として人気。2025年3月の店頭FX取引金額は1164兆円と前月比5.9%増加しており、米ドル/円だけでも約3.5%の取引増が見られました。

通貨ペア別の取引数トップ10を見ると、TRY/JPYは依然上位ながらも、代わりにEUR/TRY(ユーロ/トルコリラ)が急伸。新興通貨におけるリスクを意識しつつ、短期的な値動きを狙う投資家が増えています。

FX投資家の実像―ミドルシニア層が中心だが、新規開設は30~40代が主導

調査によると、FX投資家の中心は50代(31.0%)、40代(30.0%)とミドルシニア層が多数派。しかし、新たに口座を開設した層では40代がトップ(27.6%)、次いで30代(27.4%)と、次世代投資家の動きも活発です。

口座開設からの平均利用期間は約9年7カ月と、長年FXに関わっているベテラン勢も健在。そんな中で、1注文あたりの平均取引数量は4.9万通貨と高水準を維持しています。

TRYの必要保証金はたったの200円!ハイリスク・ハイリターンの代表格

興味深いのは、TRY/JPYの必要保証金がわずか200円/1Lotという点。USD/JPYの6,100円/1Lotと比べると、非常に小さな資金で大きなポジションが取れる通貨であり、ハイリスク・ハイリターン志向の投資家に人気であることが伺えます。

しかし、価格の急変によりリスクも大きく、今回のようなロスカットの連鎖を生むことも。短期での勝負が求められる通貨であることは間違いありません。

FXアプリや積立サービスにも注目

また、外為どっとコムでは、スマホ専用の「外貨ネクストネオGFX」アプリや、少額から始められる「らくらくFX積立」など、初心者にも親しみやすいサービスが拡充中。1通貨単位で取引ができるため、数百円からFX投資を体験できます。

積立型FXは、為替リスクを分散しながら着実に資産形成を目指せるスタイル。短期トレードと並んで、今後ますますニーズが高まりそうです。

まとめ|「TRY急変」で見えた、今後のFX戦略とは?

今回の調査から見えてきたのは、市場の不透明感が高まる中で、個人投資家が慎重かつ柔軟に戦略をシフトしているという実態です。中でも、トルコリラのような高スワップ・低保証金通貨への関心は続いており、短期売買におけるチャンスとリスクをどう見極めるかが鍵となっています。

これからFXを始める方や、既に取引している方も、最新の投資家動向を知っておくことで、より冷静で合理的な判断ができるようになるはずです。

為替の世界は常に変化していますが、情報武装が最強の武器になるのは間違いありません。ぜひ、外為どっとコムの「マネ育チャンネル」なども活用しながら、知識と戦略を磨いていきましょう!

出典:外為どっとコム総研「FX投資家調査2025年3月」

ロスカット等未収金発生口座数(月次・速報) | 一般社団法人 金融先物取引業協会
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