まるで公園にいるみたい!?新しく生まれ変わった駒沢大学駅
東京都世田谷区に位置する東急田園都市線「駒沢大学駅」が、公園のような心地よさとワクワク感をテーマにリニューアルされました!
基本計画からデザイン監修までを手がけたのは、まちづくりで知られるUDS株式会社。
40年以上の歴史を持つ地下駅が、まるで新しいランドマークのように生まれ変わり、2025年4月から新たな駅体験を提供しています。
リニューアルの背景:「Green UNDER GROUND」プロジェクトとは?
このリニューアルは、東急電鉄が推進する地下5駅のリニューアルプロジェクト「Green UNDER GROUND」の一環。
UDSはこの構想段階から関わり、駒沢大学駅リニューアルの中心的な役割を担いました。
担当した内容は、リニューアルコンセプト策定サポート、駅構内や駅ビルの内装デザイン監修、さらにテナントデザイン基準の整備やサイン監修まで多岐にわたります。
デザインコンセプトは「UNDER THE PARK」!
駒沢大学駅の新しい顔となるのは「UNDER THE PARK」というコンセプト。
駅そのものを、都立駒沢オリンピック公園と一体化した空間に見立て、心地よく、自然を感じられる駅を目指しました。
地下にいながらも、まるで地上の公園を散策しているような、そんな気持ちにさせてくれる空間づくりが行われています。
まちのシンボルツリーのような存在に
駅ビルは、まちに根を張る大樹に見立てられています。
地下駅構内を根っこ、地上に伸びる3棟の駅ビルを葉に例え、駅そのものが街のシンボルとなるデザインが施されています。
公園の要素と呼応する素材選び
駅の素材や色彩にもこだわりが。
土、木、葉など公園の構成要素にインスパイアされた素材を採用し、温もりある質感と心地よさを演出しています。
明るいグリーンと植物の導入
天井は木漏れ日をイメージしたグリーン調に仕上げられ、地下駅には珍しく、構内に植物も設置!
柔らかい質感の植物が、地下の空間に新鮮な風を吹き込んでいます。
サステナブルな取り組みも充実!
既存の壁面タイルや床材を最大限活用し、無駄を減らした設計を実現。
さらに、駅係員の使用済み制服を休憩スペースの家具にアップサイクルしたり、トイレのカウンターには旧玉川線の敷石を再利用するなど、環境への配慮もしっかりとされています。
「駒沢大学駅リニューアル」プロジェクト概要
■所在地
東京都世田谷区上馬4-3ほか
■着工・竣工
2021年7月30日着工 → 2025年3月31日竣工
■建物名称
田園都市線駒沢大学駅、駒沢大学駅東口ビル、西口1ビル、西口2ビル
■施工内容
駅設備、内外装改修、トイレ改修、エレベーター新設、テナント整備など
■設計・デザイン監修
東急電鉄一級建築士事務所、株式会社交建設計、UDS株式会社ほか
■施工
東急建設株式会社
これからの駒沢大学駅に期待!
新しくなった駒沢大学駅は、単なる通過点ではなく、立ち寄りたくなる、居たくなる駅へと生まれ変わりました。
公園に遊びに行くような気分で訪れたくなるこの新しい駅空間、ぜひ一度足を運んでみてくださいね!
