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大阪府発!ナツメアタリ×バーレーンが万博で仕掛ける若き才能の船出―ゲームで巡る未来と伝統の「Ship of Time」

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テクノロジー・IT・AI

日本×バーレーンの異色タッグが大阪・関西万博2025に登場

2025年4月13日から開幕した大阪・関西万博。その中で注目を集めているのが、ナツメアタリ株式会社とバーレーン経済開発委員会(EDB)が連携して開発したゲーム「Ship of Time(シップ・オブ・タイム)」です。

会場内のバーレーン館にて展示されているこのモバイルゲームは、単なる娯楽にとどまらず、バーレーン王国の歴史・文化・経済の魅力をインタラクティブに体験できる教育的コンテンツ。来場者にバーレーンの伝統と未来を同時に感じさせる構成が好評を博しています。

バーレーン人若手開発者が日本で研修、ゲームを制作

このプロジェクトの最大の特徴は、バーレーンから来日した3名の若手開発者が、ナツメアタリの社内研修を通じて1年かけてゲームを完成させた点にあります。ゲーム開発・デザイン・マーケティングを実地で学びながら、自国の観光資源や経済的魅力を世界に発信するために、彼らは奮闘しました。

ナツメアタリの代表取締役・小出光宏氏も「彼らの成長は当社研修の成果であり、バーレーンのゲーム市場の未来を照らす存在になる」とコメント。単なる国際協力ではなく、次世代の才能を育てるグローバルプロジェクトとして位置付けられています。

バーレーン館でしか遊べない限定コンテンツ「Ship of Time」

ゲーム「Ship of Time」は、バーレーンの伝統的な船「ダウ船」に乗って、バーレーン湾を旅する内容。プレイヤーはゲーム内で象徴的な建物や名所を訪れながら、同国のビジネスチャンスや観光情報を学ぶことができます。

会期中のみ、バーレーン館のビジネス展示エリア限定で体験可能なこのゲームは、万博という国際舞台においてバーレーンのアイデンティティを発信する力強いツールになっています。

ゲーム制作に携わったチームの熱意と技術

「Ship of Time」の制作には、国際色豊かなスタッフが参加しています。ゲームディレクターのシハーブ・アリ氏、アートディレクターのエリアス・ラフマ氏、プロジェクトマネージャーのハサン・アルバッリ氏など、バーレーン人クリエイターが主要ポジションを担い、日本側のナツメアタリチームと連携しながら開発が進められました。

特にハサン氏は「このゲームを世界に披露できることは大きな誇り」とコメント。グローバルな舞台で初めてのプロジェクトに挑戦する彼らの姿勢は、万博という特別な場所だからこそ実現したと言えるでしょう。

ナツメアタリが描く、エンタメでつなぐ世界

ナツメアタリ株式会社は、1987年の創業以来、ゲーム業界で多くの実績を積み重ねてきた老舗企業。2002年からは遊技機分野でも事業を拡大し、今では大阪・名古屋・東京に拠点を持つ総合エンタメ企業として活動しています。

グローバルな世界をエンターテインメントでつなぐ」というビジョンのもと、今回のような国際プロジェクトにも積極的に参画。今後も中東地域をはじめ、世界各地との連携が期待されています。

バーレーン経済開発委員会(EDB)の狙いと期待

バーレーンEDBのマーケティング責任者・Mohammed AlAlawi氏は、「ナツメアタリとの協業は、バーレーン王国が掲げる若手育成とゲーム産業育成の象徴」と語ります。バーレーンは、競争力ある税制、湾岸地域の地理的優位、高スキルな人材といった強みを持ち、今後さらなる投資促進と観光開発に注力する構えです。

万博で注目される「文化×デジタル」融合の一例に

2025年の大阪・関西万博は「いのち輝く未来社会のデザイン」がテーマですが、「Ship of Time」はまさにそのビジョンを体現する展示と言えるでしょう。文化の保存と未来志向の開発、その融合によって、来場者に新たな価値体験を提供しているのです。

気になる方はぜひ、大阪・関西万博バーレーン館のビジネス展示エリアへ足を運び、「Ship of Time」の世界を体感してみてください!

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※ゲームの体験はバーレーン館来場者のみ可能です。展示は2025年10月13日まで。

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