ローコストビルダー・パワービルダーとは

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ローコストビルダーとパワービルダーのうち、前者の方はその名のとおり価格の安い住宅業者のことです。

では後者のパワービルダーとはいったい何を意味するのでしょうか?

ローコストビルダーとパワービルダーは何がどう違うのか?

ローコストビルダーとパワービルダーはどちらも安い住宅を供給する業者のことを言います。

でもパワービルダーの名前からば安いというイメージは感じません。いったいローコストビルダーとどんな関連があるのでしょうか。

パワーとは力とか勢い、あるいはエネルギーを表す言葉としてよく使われます。マンパワーとか原子力パワー等がそれにあたります。

そうなのです。パワービルダーというのは「勢いが良い」ということからつけられた名前なのです。

つまり勢いの良い住宅業者のことをこう呼ぶのです。

こうした業者の特徴の一つとして社員の平均年齢が若い点を挙げることができます。これもパワーの一因ではないでしょうか。

因みに「日経ホームビルダー」による2014年発表の「パワービルダー売上ランキング」は次のようになっています。

第1位⇒新昭和(561億7400万円)

第2位⇒桧家住宅グループ(521億2000万円)

第3位⇒レオハウス(430億4400万円)

第4位⇒アキュラホーム(368億300万円)

第5位⇒アサカワホーム(296億9700万円)。

ローコストビルダーが生まれたいきさつ

ローコストビルダーの動きが活発になったのはそれほど古いことではなく、2000年に入る少し前ぐらいです。

その頃は細川内閣の時代でしたが、その政権が日本と米国の住宅価格の差を1992年水準の3分ににするというアクションプログラムを発表しました。

そのプログラムによってローコストビルダーの動きが俄かに活発になってきたのです。

ローコスト住宅と言っても、単に値段が安いということだけでは売れないことをよく知っています。そのために取ったのが住宅展示場を店舗にする戦略でした。

つまり住宅展示場に店舗を併設して新聞のチラシなどで展示場のモデルハウスに客を呼び込む戦略を採ったのです。

それも多くの住宅メーカーが集まる総合住宅展示場ではなく、自社独自の展示場を設置したのです。それが当たって今日の隆盛を見たのです。

こうしたローコストビルダーの代表格にFCで事業を展開するアイフルホームがありますが、この会社の坪単価25万円台というのは大反響を呼んだものです。

いまローコストビルダーと呼ばれる会社は全国に10社ほどのあります。この10社の年間供給量を4万棟程度に持っていくのを当面の目標にしているようです。

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