都心の狭小な住宅か、それとも郊外のゆったりした広い住宅にしようか?
この場合予算が同じだと、今どきの人は果たしてどちらを選択するのでしょうか。
土地価格( 高い)⇒(安い)
<東京23区>⇒<横浜・川崎>⇒<東京都多摩地区>⇒<神奈川県>⇒<埼玉県>⇒<千葉県>
資産価値で選ぶなら、たとえ狭くても都心の方がだんぜん良い
人々が住宅に対して持っている価値観は様々です。つまり資産としての価値に重点を置くか、資産価値より居住の快適性に重点を置くか、あるいは交通や生活の利便性を重視するか、という風に、住宅の価値の見出し方は人によって異なるのです。
こうした価値観のうち、資産価値や通勤、生活の利便性を追求する場合は、たとえ狭くても都心の方が圧倒的に有利になります。
したがって例え70㎡程度の狭い都心の住宅でも、住人は資産価値や利便性をメリットと考え、それなりに気にいっているのです。
とは言えどちらにするかを選択するには、都心と郊外の住宅価格の違いを頭に入れておかなければいけません。
こんなに違う都心と郊外の住宅価格
仮に建物の大きさを同じ3LDKとして、都心と郊外の住宅の値段を比較してみましょう。
<都心(東京23区)の住宅>
価格⇒8000万円、土地面積⇒75㎡。
<郊外住宅(東京郊外)>
価格⇒2900万円、土地面積180㎡。
どうでしょうかこの違いは、都心の価格は土地の面積は3分の1弱しかないのにも関わらず資産価値は郊外を大きく上回っているのです。この資産価値こそ都心住宅の大きなメリットなのです。
土地の広さと価格の安さでは圧倒的に郊外が有利
上の例でもお分かりだと思いますが、郊外の住宅は値段が安い上に土地面積でも圧倒的に都心部を上回っています。
都心では僅か75㎡の土地に建った住宅が8000万円もするの対して、郊外ではその3倍弱に当たる180㎡の土地がついた家が、3分の1弱の2900万円で購入できるのです。
これはなんと言う大きな違いなのでしょうか。
でもこれが都心と郊外の価格差の実態なのです。これを踏まえた上で、後は個人の判断になります。
要するにどちらに決めるかは購入者の価値観によるのです。
つまり一方には、例え狭くても、資産価値があって、生活の利便性の大きい都心を選ぶ人がいます。
そしてもう一方には、たとえ生活の利便性は多少悪くても、広い土地付きの郊外の住宅で子どもを伸び伸びと育てることに重点を置いて選ぶ人たちがいるのです。
したがって狭くても資産価値がある都心部にするか、それとも資産価値や生活の利便性はなくても、子どもたちを伸び伸びと育てることができる郊外を選ぶかは、それぞれ予算と住宅に対する価値観によって決められるのです。